キャットバー

ねこなみさくらさん主催の「BarCat」企画投稿用イラストです🐱

https://www.chichi-pui.com/events/user-events/e8f3d5ab-cb6a-dca0-5747-efb58d0758d6/

キャラクターの設定が固まっていくにつれて矛盾しない設定を考えるのが難しくなってきますね。
今回はメイドカフェがキャットバーになるイベントとして描いてみました♪

以下ショートストーリーです。

実織と美麗亜が働くメイドカフェでは、月に一度さまざまなイベントが開催されており、今月のテーマは「キャットバーイベント」だった。店内は普段の可愛らしいピンクから一転、薄暗い照明と大人の雰囲気が漂うバー風に模様替えされ、カウンターにはカラフルなカクテルが並んでいた。実織は少し緊張しながらも、猫しっぽのついたピンクのスーツと猫耳カチューシャを身につけ、トレイを手に持った。美麗亜はすでに慣れた様子で、客にウィンクを交えながらドリンクを運んでいる。
イベント開始早々、客が「実織さん、初めてのカクテル作ってみてよ！」とリクエストしてきた。実織は「え、私でいいの…？頑張ってみるね」と戸惑いながらも、シェーカーを手に取った。しかし、慣れない動きでシェイクするうちに、カクテルが飛び散り、衣装に液体が垂れてしまった。「あっ…！」と顔を赤らめながら慌てて拭こうとするが、客が「それも可愛いよ！」と笑う。美麗亜が駆け寄り、「実織さん、大丈夫！こうやって笑顔でごまかしてね」とアドバイスし、軽く肩を叩いてくれた。
その後、美麗亜が「じゃあ、私が実演するよ」とカクテルを作り始め、華麗な手さばきで客を魅了。実織もその横でメモを取りながら見学し、「美麗亜、すごいね…私も少しは真似してみるよ」と意を決した。イベントが進むにつれ、実織はカクテルを渡すたびに「ご主人様、召し上がれ～」と恥ずかしそうに言い、顔を赤らめながらも笑顔を振りまいた。客からの「可愛い！」という声に、最初は縮こまっていた実織も、少しずつ楽しさを覚え始めた。
閉店後、二人はカウンターで一息ついた。美麗亜が「実織さん、初めてなのに頑張ったね！次はもっと自信持って」と褒め、実織は照れ笑いを浮かべた。「ありがとう…美麗亜がいてくれたから、なんとか乗り切れたよ。次はもっと上手くなりたいな」と呟いた。互いに笑い合いながら、次のイベントに備える決意を新たにしたのだった。