6月10日は「時の記念日」。
むかし天智天皇が漏刻で時を刻み、はじめて人びとが「時間」という魔法に気づいた日。

漏刻とは、水の流れで時を測るといういにしえの時計。
階段状の水槽にたまった水の高さで、浮かぶ矢が静かに時を指し示す。
音も光もない、ただ静かに流れる時間のかたちだった。

でも、下町を抜けていくこの少年は、そんな由来のことは知らない。
パンをくわえて走っても、きっと時間には間に合わない。
だって、時間は追うものじゃなくて、流れていくものだから。

隣を歩く少女の目には、焦りでも呆れでもなく、
「ねえ、それって本当に間に合いたいことだったの?」。
そんな問いかけにも似た柔らかい距離感がある。

昭和の朝は、せわしなくて、どこかのんびりしていて、
予定と自由が手をつないで歩いていた。

季節も、街も、広告も、急がなかった。
「時を守ろう」と言いながら、守れない人間の愚かしさごと、
優しく抱きしめてくれるようなすきまもあった。

だから今日は、時間に間に合わない自分も、ちょっと許してあげる。
時間は過ぎ去るかもだけど、見つけたことは心に残るから。

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