ひとりぼっちのブランコ
私はブランコが大好きだった。
ぶら~んぶら~んと漕いで。
小さな自分では見るコトのできない世界が体感できたから。
ひたすら漕いで、漕いで、漕いで。
高く、高く。もっと高く。
けれど…。
ブランコは幼稚園のみんなも大好きで。
昼間はいつもみんなで取り合いになっている。
私も…昼間も乗りたいけれど…。
この時間帯はなかなか乗るコトはできない。
大人しく気の弱い私は取り合いには参加できなかった。
そして、夕暮れ時…。
この時間帯になると、少しずつお友達が減っていく。
みんな、おかーさんがお迎えにくるからだ。
そうして私はようやく大好きなブランコに乗るコトができる。隣には私の数少ない本当のお友達。
そのコとはしゃぎながらブランコを漕いでいく。
けれど…。
それも束の間。
そのコのおかーさんがお迎えにきてしまう。
私は手を振りながら笑顔で彼女を見送る。
……………。
……寂しくない。
……大丈夫…私は寂しくなんかない。
私はブランコが大好きだった。
ぶら~んぶら~んと漕いで。
小さな自分では見るコトのできない世界が体感できたから。
ひたすら漕いで、漕いで、漕いで。
高く、高く。もっと高く。
もっともっと高く。
もっともっと高く。
もっと高いトコに…!!
そうしたら…
おかーさんの姿が見えるかも知れないから
おかーさんに見つけてもらえるかも知れないから
けれど…。
ブランコの揺れは段々と小さくなって。
やがて静止してしまう。
……………。
……寂しくない。
……大丈夫…私は寂しくなんかない。
泣いちゃだめ。
泣いちゃだめ。
私はブランコが大好きだった。
そして…。
大嫌いだった。
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。
イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 30
- Scale 7
- Seed 826561309
- Sampler Euler a
- Strength 0
- Noise 1
- Steps 30
- Scale 7
- Seed 826561309
- Sampler Euler a
- Strength 0
- Noise 1