金休さん、キンタマゴルフ大会に参戦する

見た目はちびすけ、中身は80歳のお爺さん
彼の周囲には金の玉に関する事件が発生する。
今日も金の玉に潜みし企み、暴いてみせようと、その名も金休さん！
主題歌
『金ぴか探偵金休さん』
https://suno.com/song/5461ba26-64fc-426c-9e98-c6a0219bd47c

彼らは、1日限りのキンタマゴルフ会場に向かう。
和尚と金休さんは受付会場に
「参加条件であるキンタマはお持ちですか
」
「はいはい、これね、はい、ボロン」
「和尚さん、○それたいんですか。嘘でも効果音を出すことで勘違いする視聴者も出てくるというのに」
「すまん、すまん、はい、キンタマ」
「はい、キンタマチェックさせてもらいます…、はい、オッケーですキンタマゴルフですね」
「おねえさん、おねえさんもキンタマゴルフって好きなの」
「せやかて、金休、お前さんも勘違いさせてるじゃないか！」
金休はニヤリと笑う。
(こやつ！自らが見た目は子供に見えることを利用して、キンタマゴルフを聞いてやがる！)
もちろん、金休はそんな不純な動機で聞いたわけじゃない。
事件の匂いがしたからだ。
そう、金休いるところに事件あり、
探偵は死神みたいな存在だと言われて幾数年、犯罪者よりも、こいつの存在の方が厄介者なのではないかと言われるほどに、世間では認識されている。だが、探偵がいなければ迷宮入りになった事件もあるほどで、最悪な事件すらも防いでみせる探偵を考えれば、少数の犠牲で済むのは、天秤として釣り合っていた。
「そうだよ、私もキンタマ大好きだよ」
「おっおねえさん、じゃあ、ワシのキンタ…」
「キモいです、おじいさん、セクハラで訴えますよ！」
「そんな理不尽(ぐにゃあ～)」
和尚は意気消沈し、参加をやめようとするが、
「まぁ、僕が参加するから、和尚はファーってやるやつやって、それならいいでしょ？おねえさん」
「セクハラやモラハラ、ハラスメントを起こさなければ大丈夫ですよ」
「ほっ本当にすまない！だけど、この欲望が、欲があるからいけないんじゃあ、ブツブツ」
念仏を唱えながら泣く和尚を見て、ため息をつく金休、今日も必ず事件は起きる！
だって、探偵なのだから。
会場へと足を踏み入れ、キンタマゴルフがスタートすると、参加者はホールではなく、同じ参加者に向けて球をうつ。
金休さんは事件を察知し、
KGBのスキルを発動する。
『キンピカポクポク』
彼は自身の金球を持つ、
空間内では殺傷は禁じられる。
発動条件は彼が指に唾をつけて、頭のてっぺんに擦り付けた時、
金球の接触の有無は関係ない。
すると、参加者たちのキンタマが彼の周りに集う。
そして、一つ、一つと会話をして、
しばらくポクポクと眼を閉じ考える。
金休に黄金の光がはしる
最後はお決まりのセリフ
「犯人はこのタマの中にいる！」
金休はこの言葉をいい放つと、
彼らは思い思いの反応をする。
「俺は、キンタマでバトルはするが、殺しまではしないぞ」
「あなたですね…本来、キンタマゴルフは殺傷についてはルールブックには乗っていない、しかし！あなたのたっている大地は国家です！故に、普通ならばキンタマバトルに開口一番に出てくるのは、「はやくバトルがしたい！」、しかし、あなたの口からは「俺は犯人じゃないと」と述べた。つまり、あなたが犯人だとわかったわけです」
そして、金休はトンカチを懐から取り出し、犯人の方へと猛ダッシュで決めにいく！
『頓智ッ！』
キンピカポクポクの第2の能力が発動する。金休が発動した領域内で、犯人が逃走または闘争の意があった場合、目には目を歯には歯を理論で、金色のトンカチが出てきて、事件を解決(物理)させる。
なお、反抗の意なく、受け入れた場合は、第2の能力は発動しない。
参加者たちは恐れおののいた。
「バトルはすれど、殺傷はしない、皆もわかったかな？」
グロや殺しが出てきた場合、金休による
能力の餌食になるのだと知った彼らは、
戦闘を避け、彼のいない所で殺そうとするものも出てきた。
「対象を確認、ターゲット、金休」
狙撃銃の中には金球が装填されていた。
「奴を殺さんことにはコロシアイはできない、これは国家をかけた最重要任務であることを忘れるな」
「了解…」
「あれれれ～」
ピカーン
頭が照らされる
笑顔の金休、瞳の奥は笑ってはいない。
「僕を殺そうというのだね」
「お前は死神だからだ！」
近距離用のハンドガンを咄嗟に向けるも
「無駄だよ」
カチ、カチカチ
「僕はもう、発動していたんだ」
『キンピカポクポク』
「で、僕を殺そうということは、未来において、殺人を犯そうと、過去においては、殺人を犯していたということだ。君は僕を殺そうとした、だから、」
第2の能力『頓智ッ！』を発動させる。
「やっやめてくれぇー！」
トンカチで頭を割られた。
これ以降も、彼を狙う者は様々で、
白の組織、赤の組織、青の組織、玄の組織、モブの組織、などなどキンタマゴルフに参加した刺客たちは、返り討ちにあう結果となった。
「失敗か…」
「彼に対抗できるのは殺しの方面では無理か」
「そうらしい…」
「ならば、彼に依頼しよう、怪盗キンカちゃんを」
「キンカちゃんとは」
「表の顔は薬屋さん、その正体は、世界を股にかける狐耳怪盗！」
「それ、萌えるなもしかして、貝柱満狐か！」
「そうだ、彼女を送りこみ、無力化させる」
「和尚は墜ちそうだが、金休にその手は通用するのか？」
貝柱満狐に依頼が入る

「なるほど、で、報酬は、うんうん、ムフフミンGX、新発売、わかったわ、依頼引き受けたよ」
「なんの電話かい」
「ヒミツ」
「教えてくれたっていいじゃないか」
「じゃあさ、一緒にキンタマゴルフしに行かない？」
「えっ、いいの？」
「だって、いつも疲れた顔してて、何とかしてあげたいな～って思ってたんだ」
「満狐ちゃんとデッ、デートじゃないすか！」
常連さんはけしからん妄想をした。
ゴルフ場であんなことやこんなこと、そして、キンタマをあれしてこうして
「面白いんだから、大丈夫、キンタマはキンタマでも金のゴルフボールが参加条件だって」
「はっよかった…」
常連さんは安心した。
不健全なものとばかり思ってたから、
「それじゃあ行こうか」
「もう、早速？」
「うん、時は鐘なりだよ！さぁ！」
満狐は着替えをすませて、車に乗って、
会場へと向かうのであった。
探偵の金休、怪盗の満狐こと、怪盗キンカ
のバトルが始まろうとしていたっ！
To be continued
(猫メモ)
ゴルフ用に狐耳娘の満狐さんをたくさん作ってたので繋げた次第です。怪盗姿の満狐さんを作りたくなってきましたよ～！