図書室の奥へ/スマホ壁紙アーカイブ

使用したAI FLUX
【図書室の奥へ】

毎週火曜の午後、私はこの図書室の奥に来る。

誰もいない、誰も来ない、時間がそっと止まったようなこの場所が、私だけの秘密の居場所。

両側に並ぶ背の高い本棚の間を抜けるたび、
まるで物語の中を歩いているような気がして、息をひそめてしまう。

あの奥の席——
少しだけ引かれたままの椅子、古い机、陽だまりの光。

そこに座ると、私は“誰か”じゃなく、“わたし”に戻れる。

今日もまた、知らない誰かが栞を挟んだ本が一冊、置いてあった。

「次のページは、あなたの時間」
そんなメッセージに、思わず微笑んでしまう。

物語はまだ、終わっていないのだ。

呪文

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