映画
『Tiger_ It's all right, there is no problem』
dierected by Nekono Tsuzuri
Nekono Production
(=゚ω゚=)
1発目
トントントントン…
「ヒノノ2トン」依頼主
(仕事か)Tiger
Tigerは起きて、バスルームを出る、
扉をノックする音
サプレッサー付きの銃を握りしめ、
ドアアイを覗き込む
「合言葉は」Tiger
「そんな装備で大丈夫か」依頼主
「大丈夫だ問題ない、入れ」Tiger
扉を開け、依頼主を入れた
2発目
「殺してもらいたいやつがいる」依頼主
男は懐から写真を取り出し、
テーブルへと置く
「こいつか」Tiger
写真に映る人物は
狐耳のカチューシャをし、
白髪、眼鏡、髭を蓄えた
いかにも胡散臭そうなおじさんだった。
その人物の名はFoxcollecter。
通称ぷいFTおじ
SNSで「あなたの作品は(以下略)」
と決まり文句でぷいを巻き上げる
犯罪者だ。
3発目
「やつのせいで、仲間が自殺に追い込まれた…仕事を引き受けてもらえるか」依頼主
彼の瞳は怒りと悲しみに満ちていた。
Tigerはその思いを感じとり、
「大丈夫だ問題ない」
依頼主を見つめ、受領する。
4発目
彼を始末し、依頼者に電話をする。
「そんな装備で大丈夫か」Tiger
「大丈夫だ問題ない、依頼は達成したのか」依頼主
「あぁ仕事は終わったよ、あとは、掃除屋に頼んで帰るところだ」Tiger
「ありがとう、Tiger、報酬はスイス銀行で、いいな」依頼主
「あぁ、大丈夫だ問題ない」Tiger
電話を切る、仕事が終わり、
緊張がほどけたのか、彼の表情は柔和になっていた。
6発目
大好きな牛乳を買って帰るTiger
彼のささやかな楽しみ。
7発目
家に帰ってくると牛乳を飲み、
好きな映画を見る。
『Reon』彼は
この男の生き様が好きだった。
8発目
バスルームで眠るTiger、
殺し屋に安息の場所などない、
冷たい浴槽のなかで、
静かに目を閉じる。
明日も仕事だ。
(End)