小説『くっ悔しくて駒』【ニャンノ世界】

【構成要素】
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【絵物語SNS版】

【ニャンノ世界】
『くっ悔しくて駒』
雨が降る時は気分が憂鬱になる
そんな時は、将棋盤界を旅人と仲買嶋モナカは遊ぶのだが…
「なっなんでだ！強い駒で勝つるわけじゃないのか！」
「駒には長所と短所があるからね」
侮れぬ将棋盤界である。

【絵物語】
『くっ悔しくて駒』

まず、将棋盤界とは何か、
分かりやすく言えば、トンデモ将棋な駒を持ち寄って、最終ステージをクリアし、その編成で得た駒を、対戦させたりするゲームである。

だが、このゲーム、一手、一手の判断や駒の編成が大事で、どのような組み合わせで、駒を選び攻略するかが大事なのである。
ゆえに、強い駒で俺ツエーはできず、短所を別の駒で補い戦うのが、将棋盤界である。
この起源は、旧時代に生まれた
将棋ライクというゲームからきていて、ネタから始まったゲームが、まさか、世界的に人気のあるゲームへと発展するとは…

「事実は小説より奇なりだな」

『将棋ライク』を基に将棋盤界のボードゲームをルース005にある廃墟のおもちゃ屋から回収したので、これは雨の日にはいい気分転換とやった。

「悔しいな…、旅人、まだアタシは敗北してねぇからな！」

悔しそうな表情を向ける…

「まぁ、次にラーメン食べる時は、ゴチになるよモナカ」

「くっ悔しくて駒！」

頬を真っ赤にさせて、明日のラーメンを奢ることになろうとは…
悔しくて梅なのである。

だが、この敗北の経験が終焉で締めるのか、更なる研鑽に励む伏線となるのかは、思考するほどに面白いものである。