「せっかく綺麗にしたの。散らかさないでくれる?」

月下の回廊に、白いエプロンが翻る。
銀の剣を振るうリリスの口元には、穏やかな微笑みが浮かんでいた。

今夜は気まぐれに、メイドの仕事を引き受けた魔界女王。
招かれざる客の始末まで頼まれた覚えはないけれど、ここで手を止めるのも気に入らない。

「すぐに終わるわ。お茶を淹れておいて。」

深紅の翼を広げた女王にとっては、これもほんの、掃除の仕上げ。

呪文

入力なし

金子電気さんの他の作品

金子電気さんの他の作品


新着AIイラスト

すべてを見る