書棚に挟まれた異世界行き/スマホ壁紙アーカイブ

使用したAI FLUX
【書棚に挟まれた異世界行き】

列車が大きな本棚の谷へ入ると、
まわりの景色は急に静かになる。

両側に並ぶ本は、どれも古くて分厚い。

「この本棚のどこかに、別の世界へ続く本がある」

そう昔から言われている。

ゆっくり走る列車の前には、石でできた橋。

その上に立つ人たちが、乗客に向けて手を振っている。

まるで「ここから先は特別な場所だ」と知らせるように。

トンネルを抜けるように列車が橋の下を通ると、
進行方向の景色が少しだけ光り始めた。

それはまだ誰も読んだことのない物語の続き。

この列車は、その“次のページ”へ向かっているのだ。

呪文

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