小説『朝はパン、パンダフル、パンダ』【ニャンノ世界】

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【絵物語】
『朝はパン、パンダフル、パンダ』

パンダが見ていた…
じぃと竹林の奥で見ていた…

「おい、お前さんも食べたいのか…」

彼の食べるパンを見てコクりと頷く
しかし、猫天使はパンダに対して

「おい、これは僕のパンダ、僕のメイドに手を…」

ボコぉっとクッションの如く変形し
その反動で猫天使はぶっ飛び星になった。

「はいよ、あいつは、ブッ飛ばされてもまた、復活するから気にしなくていいよ」

メタモル爺さんは猫天使のブレーキ役で
指南役だ。

「猫天使はよ下着を着させる代わりにサンドバックになってくれるらしいから受け入れたんだ」

メイドとは御奉仕することではない！
メイドとは主を冥途に送らせるのが
重要で…猫天使は摩訶不思議世界で

アヴァンギャルドな表情を浮かべ…
パブロ・ピカソ的な画風になって
エキセントリックになった…
異常的な引き返せ！ドカーンと爆発する音の鳴る方へと向かい…

其処には災厄が蠢いていた！

どうなる！メタモル爺さん！
ニャンニャンダ島の運命やいかに！

【絵物語】
『朝はパン、パンダフル、パンダ その２』

アルコホリックに朝はパンだけでは
足りなかったメタモル爺さんは
パンダの為に蠢く厄災を倒さんと朝食を作る…

「えっちら、おっちら、ちょちょんと」

焼き魚を作った彼は
パンダに飯を食わせる
笹が主食なだけで
雑食のパンダは生きるために
食らう…自己の存在を確立するためには
立ち止まってなどいられない
希望の華なのだ

「止まらないバン！」

メタモル爺さんの朝食で元気になったパンダはパンダヒーローになった…

リリックが加速する…
電子音楽のリズムで
脳内に湧いてくるアイデアの坩堝がバブルのように荒ぶってきた…

「厄災に塩をふって消滅完了♪」

彼は闇の笑みを浮かべた。

【後日談】
上記三振のアウトライナー
狂った瞳が猫天使に宿る…
所詮サンドバックでしょ
言葉の刃、弾力でナイナイ
虚空に染まった思考回路…
切り貼りしすぎた
空虚なサイケデリック
嘲笑ラッパの終末奏でる…
シルクロードじみたクラップロード
を歩みながら猫天使は
朝食に向かって進んでいったのである…