小説『Labyrinth Unknown but Coming Light』【ニャンノ世界】

【絵物語】
『Labyrinth Unknown but Coming Light Hope』

忘却と、謀略、人々の思いや願いは時として、有象無象の影を生み出し、それは時として塔あるいは城を構築する。

無念のうちに死した魂が眠る墓標ともされ、螺旋迷宮は夢幻宮と
同様に際限なく入り組み構築されたダンジョンであるため、攻略した者、未だ零であった。

シルビア・ルミナス
(ブレイブ王国 ブレイブ騎士団 盾騎士)と
土鼓那加
(才色協会 Rot協会 赤の剣 剣士)
は、守備と攻撃の連携で、攻略を進めるが、一階層の月曜の試練に阻まれるのであった。


言い伝えによると、
月・火・水・木・金・土・日
の試練を七回倒し
来る最後の八回目では
月・火・水・木・金・土・日・天・冥・猫
に猫神ニャンノが相手をし、
力を示せば願いを叶えるらしい。

だが、それは噂にしか過ぎない

けれど、螺旋迷宮の無限に近しいほどの攻略難度は、噂の信憑性を試すに値するものであった。

だからこそ、ブレイブ王国の王都にて新たに迎えたエドウィン・ラッセル(ノースランテル公国 王子 放浪者)と共に螺旋迷宮に挑むも…

「回復が足りない！このままでは！」

「アンタ！諦めたら戦闘終了よ！〈土頼ー舞ー〉」

「そうだ！シルビア！願いのために進むぞ！」

圧倒的絶望を前にしても進む意志の前に…

光の粒子が、彼らを包む

「君たち怪我はないかね」

外套にモノクルメガネをつけた老紳士が、穏やかな声音で語りかける。

「あとは、私に任せなさい…」

エドワード・アンデルセン
(聖教会 異端処理部隊『激怒』 修道師)

「アンタ！どこ中！？」

「私はニャイスにある聖エーデルワイス修道会にて学んだよ」

「アンタ！只者じゃないな！」

「Danke、君たちに加護を付与した、さぁ、ここからは決戦と行こうか」

「はい！ウォタガンで培った経験を今！ここに！絶対障壁(アブソリュート・ウォール)！」

月曜の騎士(決戦乃月曜 厨Zwei病)こと運命夜 伊座宵(さだめや いざよい)は微笑んだ…

「君たちは面白い、月の瞳が疼くよ…、ちなみに、私は長女だ…だが、我は強い！」

紫の剣が、捉えし剣先
ぶつかり合う剣劇と掌劇

その果てにある願いの為に
戦いし者らのカルテット此処にあらん！

(猫メモ)
今回はジェネリック・わきのりさんの作品
『アンタ只者じゃねぇな？』
https://www.chichi-pui.com/posts/3c9d6c37-06cc-4dd3-9ee9-bfb15c985ea6/
を観賞し、脳内で回復職としてイケオジの修道師が駆けつけたらというイメージが浮かび制作したものです。
ちなみに、運命夜伊座宵は四天王の中でも最弱的な感じですが、姉妹らの憧れであり、憧れたる者だからこそ、運命夜家のリーダーとしての風格があったりするのかなと想像が膨らんできました。