『妹姫の逆転劇⁉』フィオーネ・ユルラシカは、姉に勝ちたい（夢の話②）

（夢の話②）

フィオーネ
『ふむ、なかなかいいではないか。よし！　リー姉ちゃん（フィリーネ）のチームに負けぬよう、妾も応援してやるぞ！！　お主ら、最後まで全力で戦うのだぞ！？　そうじゃな……よし。お主らよく聞け！　もし、今から勝つことができれば、妾から特別な褒美をやろう！！　どうじゃ！？　少しはヤル気が出たか！？』

　フィオーネは、自分のチームに激励を送る。
それはかつてない、闘争心を飛躍的にアップし、彼らは彼女の言葉に喝采した。

彼女のチームは、プロ集団ではなく素人からアマチュアから、メジャーなど選手の特徴がバラバラである。
しかし、何故かフィオーネの言葉一つで、チームの団結力が大幅に上昇していくのがわかる。
これが上に立つ者のカリスマ性、というべきか。

やる気を出した選手たちの声に、相手チーム（姉：フィリーネ）も気づき、両チームともに激戦を繰り広げる事になった。

そして……結果は――――

『１０－１１』

まさに、フィオーネ（妹）たちのチームの大逆転勝利だった。

――――
――

（控室）

フィオーネ
「よくやったぞ！　お主らは、妾の誇りだ！　姉上のチームに勝てたのはまさに奇跡と言えよう……ふむ、なら妾も王たるもの、一度口にした事に二言はない。そなたらに褒美をやろう――」

野球チーム男勢たち
「「「……（ごくり）」」」

　選手全員は固唾を飲み、彼女の言葉を待つ。
まるで子犬のように主人を待つかのように――

フィオーネ
「ふふ、そう焦るでない。では、妾からの褒美は……〝アレ〟じゃ――」

野球チーム男勢たち
「「「……え？」」」

　フィオーネが言った〝アレ〟とは、一体――？


（夢の話＿終わり）

＊　＊　＊
「2024年8月6日のV4Bデイリーランキング8位に入りました！🎉」
「2024年8月6日のちちぷい生成機能デイリーランキング29位に入りました！🎉」