彼は人々の書いた書物を猫語にして翻訳した猫耳族である。彼らの翻訳した文学作品によって、猫耳族は人間社会への関心を深め、今日、猫耳文化発展のきっかけとなった。
好きな物はマタタビ茶、
この茶を飲むとキマルらしい。
なので、彼は別名、ガンギマリハタン
とも呼ばれ、イカれた作品を作ることもあった。
老若男女が無慈悲に死に、
突然殺される話を書いたり、
好きなキャラクターだと言った直後に
次の話では死んでいたりと
彼の作る話は奇天烈怪奇で
一部のオカルト専門家は
「実は転生した人間だったのではと呼ばれている」
彼の本名は知られておらず、
猫琴葉 廉斉というペンネームのみが
世にしれわたる。
歴史家たちは彼の本名を知ることこそ、
重要な意味が隠されているのかもと
猫琴葉研究が盛り上がっていた。
〈書物を壊すつもりで書いていた〉
この一文に、彼の精神的なものが現れている。
そして、彼の書斎は現存されており、
世界文化遺産として登録されている。