赤髪ちゃん殺人事件を解決する

赤髪ちゃん「……以上のトリックを使ってあなたはアリバイを手に入れたんです！」
犯人「くっ………」
赤髪ちゃん「このアリバイトリックが使えるのは体育倉庫のカギを持っていたあなただけ！犯人はあなたです！」
犯人「ち、ちくしょう……」
見事な推理で犯人を追い詰め、殺人事件を解決した赤髪ちゃん。ちょっとドヤ顔になっている。
赤髪ちゃん「さあ、大人しく警察に自首しなさい！」
犯人「お、おのれ…………こうなったら…」
赤髪ちゃん「そうそう、大人しく警察に行けば少しは情状酌量の余地が………って……『こうなったら？』」
ちょっと嫌な予感がした赤髪ちゃん。そして、次の瞬間、犯人の手が赤髪ちゃんの腕を掴んでいた。
赤髪ちゃん「ちょ、ちょっとなにを……」
犯人「間抜けな探偵さん、あんた一人で来たってことはまだこのことは他の奴には知られていないってことだ」
赤髪ちゃん「あう……それは……」
犯人「おら！こっちに来い！お前を誘拐してやる！」
赤髪ちゃん「い、いやぁ！やだ！誰か助け………むぐぅ！」
犯人は赤髪ちゃんの口を塞ぎ、そのまま慣れた手つきで縛り上げて猿轡をしてしまう。
犯人「大人しくしやがれ！こっちに来い！」
そのまま犯人に引っ張られていく赤髪ちゃん。
赤髪ちゃん（うそ……どうしよう！……このままじゃ私、誘拐されて殺されちゃう……）
恐怖に涙が滲んでくる。
犯人「まったくこんな可愛らしい探偵さんが手に入るとはな……………連れて帰ったら殺す前にたっぷりと味わっておかなきゃな」
赤髪ちゃん（うそ！殺される前に犯されちゃう！）
更に顔が青くなる赤髪ちゃん。まさに大ピンチ！そして…………。
仮面ブラザーレッドヘアーセカンドステージドⅯ「ども～、妹の迎えに来ました、仮面ブラザーレッドヘアーセカンドステージドⅯです。うちの大切な妹を連れ帰って強姦して殺そうとしてるクソゴミ野郎は何処ですか？」
犯人「…………………え？」
突然妙なのが現れて眼が点になる犯人。一方犯人に抱えられた赤髪ちゃんは猿轡をされて喋れない口で「うむううん！うむううん！（お兄ちゃん！お兄ちゃん！）」と叫んでいた。
犯人「な、なんだてめ………ヘボっ！？」
言い終わる前に仮面ブラザーの鉄拳が犯人の顔面にめり込んでいた。
そして赤髪ちゃんを犯人の手から回収すると、そのまま仮面ブラザーは腰から銃を取り出し………。
仮面ブラザー「ドⅯリボルバー！サイバーフィニーッシュ！」
犯人「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ！」
大爆発を起こし、犯人は黒焦げになった。
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夕飯時
赤髪ちゃん「お兄ちゃん、今日はありがとね」
赤髪兄「何のことだ？俺は知らないなぁ」
赤髪ちゃん「とぼけちゃって……」
推理する時はちゃんと身の安全を確保してほしいと思う赤髪兄だった。